騙されるなッ!!

1人で出来るでっち上げ詐欺(5/27)


ニセの会社を作り、カモに融資をさせた後、事務所ごとドロン、

ちうのが「カゴ抜け詐欺」やけど、こらそのお手軽版。

電話だけの会社やイベントと言うたかたちをとることが多いちゅうわけや。

「ないことをあるように作り上げる」サギの定番やけど、

罪はおもたよりは軽いちゅうわけや。



葬式費用欲しさに実母が死んだことに

会社をサボりたくて「義理のおばさんが急死して」

やなんてデタラメをいう人はようおるが、

昭和50年のこの事件はけっこう笑えるちゅうわけや。

S郎(当時43歳)は、不動産会社に営業部長として半年以上まじめに勤務しとった。

ほんである日、社長の自宅を訪ねて行ったちゅうわけや。

「実は母が72歳で昨日亡くなったんですわ。

わては3人の男兄弟やけど、そやけどアンタ、長男はすでに他界し、

次男は新潟に住んどるさかい、大雪でこっちに出てこられへん。

やから三男坊のわてが葬式を出さなならへんさかい、

葬式費用を、社長はん貸しておくんなはれ」と涙ながらに、

社長から香典1万円と費用に40万円をも貰ったまではよかったちゅうわけや。

しかも社長はんはひいきにもS郎の地元の葬儀屋

花輪まで贈ってあげたんや。

葬儀屋が花輪を届けにいったトコ、

死んやはずのS朗のおかん本人がでてきてもうて

「わてはまだ生きてんねんわよ、失礼ね」とかんかんに

怒ってしもたトコロで、S朗の犯行がバレたちうわけや。

まさか香典代欲しさに、実母まで死なしてまうやなんて、思いついちゃいけへんよ。

地方の小学生の父兄や先生のウブさを利用



「美術出版ブーム」ちゅうのが日本で周期的におきるが、

この事件は昭和33年前のそんな折のこと。

K雄(当時42歳)はブームに目をつけ、

まず東京都文京区に「大日本美術出版社」ちゅう幽霊会社を作るわけや。

次に有名な画家や美術評論家たちの名を、

本人の承諾なしに「編集委員」に連ねさせたちゅうわけや。

ほんで、『全国小学校美術作品集大成』ちゅうデッチあげ全集の出版を企画したんや。

関東以外の北海道から九州までの小学校2000校に、

豪華な出版カタログと作品募集案内書を郵送したわけや。

せやけど、220校から2000点の小学生の絵が郵送されて攻めて来よった。

K雄はしめしめと片っ端から「公正な審査で文部大臣賞に決まった。

ぜひとも貴校の生徒やお子はんの作品を全集に載せたいさかい、

本の予約代金と、全集参加契約料金を送って欲しい

と父兄や先生に手紙を出す。

80校250人から申し込みを受けて70万円を騙し取ることに成功したちゅうわけや。

出版願望や親心をたくみに利用しているが、

地方の小学校に限定して、直接持ち込ませへんかったトコロが、ミソやといえるわけや。


本場ボリショイでバレエ留学できるなんて

文部大臣のおスミ付きでも信用しがちやのに次の話はなんと、

「ソ連の文化省のおスミ付きで、ボリショイ・バレエ学校に、

1年間留学してみまへんか?」ちゅうスケールの大きなもん。

旧ソ連と言うたら、昭和40年当時は超芸術大国

日本におるバレリーナたちにとっては憧れの国やった。

そないなバレリーナたちの夢に眼を付けて、

M雄(50歳)はひともうけを考えたちうわけや。

「ミュージカル協会代表」を名乗ったM雄は

「日本の舞踏家25人をボリショイ・バレエ学校に1年間留学させるちゅうわけや。

ソ連文化省と提携した文化施設団として」と

全国のバレリーナの卵にダイレクトメールを送ったちゅうわけや。

一生にいっぺんの絶好のチャンスとばっかりに、

話に乗ってきたバレリーナには「ソ連大使館からのメッセージ」を郵送したり、

当時はまだ海外旅行がポピュラーとちゃうかったから、

パスポート申請の手続き代行してあげたり、

ごっつう手の込んやアフターケアも行ったちうわけや。

夢見るバレリーナたちに、銀行口座に総額100万円以上を振り込ませ、

その後、出発日が過ぎても「ポリショイの許可がおりまへん」と言い張り、

M雄はドロンしたちゅうわけや。

 

これぞ、サギの痛快ホームラン

 

美術出版やバレエやらなんやら、その時々のブームに便乗すると、

やっぱりサギもうまくいとくゆう典型的なケースを紹介する。

昭和40年のアマチュア野球につけこんで

架空の「サラリーマン野球大会」を計画し、

約270の会社チームから、入会金、大会費やらなんやらの名目で約130万円を騙し取った

S蔵(当時27歳)とぬかす男がおる。

S蔵は東京都内の有名会社、約5000社の野球チームに

『東京都軟式野球連盟主催・第10回記念連盟旗争奪特別記念野球大会』の案内を送ったちゅうわけや。

試合日程のトーナメント表や使用球場は神宮第2球場やらなんやらと綿密に書かれてて、

共催にはスポーツ新聞もつくと誘ったちゅうわけや。

疑う余地もなく多数のチームが加盟を申し込んや。

折り返し「入会金1500円と大会運営費3200円の計4700円を入金して欲しい」

と請求書があり各チームがお金を送った(合計130万円)

もちろん試合は一向に開かれずバレてしもた。

額は4700円とセコイが、

ようもまあこないな七難儀臭いデッチ上げ大会の詐欺を思いついたもんや。

対価当日に殺到した各チームからの問い合わせにも

「相手のチームが棄権したさかい不戦勝になったんですわ。

オメデトウおます。

したがって次の試合日程は〜」とか

「グランドコンディションが悪いので延期させてもらいまっせ」やらなんやらと、

もっともらしい応答を続けとったちゅうから、

つくり話にしてはよっぽど出来すぎとったんやろうや。

でもユニホーム新調して、

「仕事のあと練習で頑張ってきたサラリーマンは気の毒やんな。

 


議員と言う輩はカラオケ好きなもの!?

カラオケブームちうのもなかいなか下火にならへんのやけど、

今度は昭和60年のカラオケの話

D介(当時50歳)は、

東京都議をはじめとして地方議会議員に「選挙の票集めに役立ちまんねん。

ぜひとも先生にカラオケ同好会の会長になってほしい」と持ちかけ、

1都6県で200万円「会員費」として騙し取ることに成功したちゅうわけや。

被害にあった議員も自民党、公明党、

共産党思想信条に関係なく騙され放題。

議員相手に200万円で216件ちゅうから、

どこの党の議員でも1万円前後を、D介に支払った計算になるちゅうわけや。

D介は取り調べに対して、

「議員はんは騙しやすく、成功率は80%やった」と豪語してんとか。

「カラオケ同好会超党派議員連盟」、

ガン首そろえて、みなダマされた、とぬかすトコか




 


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