騙されるなッ!!

封書や電話を使っただけの詐欺(5/28)

もしも『サギ師心得』があるとしたら

「オドオドするな」と書いてあるやろ。

気の弱い人が詐欺を働くにはどうするか。

人に会うのが苦手でもこなせるメール系サギ。

きょうびでは最先端の情報ツールを利用して、

ファックスやインターネットサギも出現してる分野なんや。




企業交際費の弱みに付け込んだサギ

「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」何てことわざがあるけど、

郵便物を手当たり次第に出しただけで、ボロ儲けした詐欺師カップル

借金苦にあえぐ35歳の男と29歳の女のカップルは

二人ともスナック経営の経験があり、

たくさんの客が「水増しした請求書をくれ」とぬかしておるのを見聞きしとった。

それを逆手にとって平成2年にニセの請求書サギを思いついたちうわけや。

手口はしごく簡単。

ありもせんスナックや割烹の名前をデッチ上げ、

ニセの請求書を当たり次第に4000社に郵送したちゅうわけや。

上場企業には30万円弱、その他の企業が3万円とぬかす請求書やったが、

なんと100社以上本物と信じ込み、

総額にして500万円以上のお金を振り込んや。

明細書には、さすがスナック経営の経験がいかされてて、

「付きだし3 計3千円」とか「フルーツ1 計3万円」とかに続き消費税と

特別地方税まで加算されとったりして、芸が細かいちゅうわけや。

請求書の宛名は経理課のみならず

社長宛にもしてるトコロがミソ。

一部上場の企業やったら、30万円ほどの交際費で

いちいち社長に確認しとったら、

逆に経理の方が社長に怒られてまうからや。

請求書が届く時期も「お盆の忙しい最中」で、

経理も右翼から左翼でハンコもポンちゅうトコやな。


不倫現場写真を撮られた奥さん達の弱点


不倫がなんぼトレンディやとはいえ、

身に覚えのある人にとっては、バレたらマズイもん。

平成10年1月、探偵社を装った男が、

不特定多数の主婦に、

「ある人物から、奥さんの浮気調査を依頼され当社の調査の結果、

決定的な証拠写真を撮ることに成功したんや」

内容の封書を郵送したちゅうわけや。

続く文章には、「調査費用として10万円振り込んでおくんなはれ。

振込みがあらへん場合は、依頼主に浮気を報告します」としたちゅうわけや。

不特定多数の主婦に80円切手の封書を郵送しただけで、

数人から10万円をせしめることにまんまと成功してしもた。

「スネに傷持つ」不倫妻たちに、高い代償を払わせたようや。


アタシ文通希望 カレシはいません

封書をつこうただけのサギの中でも最も一般的なもんというたら、

雑誌の文通欄を悪用するパターンや。

次の事件は昔からあるいかにもありがちなけケース。

昭和63年、バイク雑誌の文通欄に載った文通希望の独身男性のトコへ、

若い女性から思わせ振りな返事と水着写真が届いたちゅうわけや。

手紙の内容は2種類。

ワープロをつこうた方は、、「今、ブティックで働いています。

趣味はドライブ。彼氏はいません。

来週末にあなたの住んでいるところの近くに行きます。

ぜったい会いたいな。

それで今、友達に3万円貸したままで、お金が足りないんです。

会った時にすぐ返すから、7000円ぐらいでいいから、お願いします」

流行の少女文字体のほうの手書きのパターンの方は、

「あと10日くらいで、引っ越そうと思ってたんだけどお、

ぐうぜんというか、チョウラッキーで、

あなたの住んでいる近く。つきあってくんな〜い?

でー、引越し資金の援助なんかしてくれたら、

それなりのお礼もアリってかんじ〜」

ファンシーな封筒にはロン毛でネコを抱いとるポーズや

水着の写真やらなんやらが同封してあるんや。

判明した被害者はわかっただけでも6人。

1人5000円〜1万円を援助してしもたちゅう。

 

子供は無事帰した 身代金を持って来い

自作自演の「狂言誘拐事件」とぬかすんはたまに聞くけど、

この詐欺事件はごっつうもマヌケな話。

昭和40年3月、Aはん宅に、午後2時、

若い男から電話が「あんたの弟のボウズを預かっとる。

夕方4時までに国鉄K駅に5万円を新聞紙に包んで持て来いちゅうわけや。

さもないとあんたの弟の子供の命はあらへんぞ」と脅迫電話。

ギョーテンしたAはんは弟のBはんに連絡。

Bはんは急いで自宅に帰って子供を捜すと、

近所の路上でみんんと遊んでいて無事やった。

すぐにBはんはAはんに連絡し、それを伝えたちゅうわけや。

「自称誘拐犯」は、その後も2回、Aはん宅へ電話をかけたちゅうわけや。

Aはんが、「子供やったら戻ってまっけど・・・」ちゅうと、

「あんたの弟のボウズは、もう家に帰してやったちゅうわけや。さて、ウチの要求の方やけど、

お金の受け取り場所をK駅からF銀行に変えるちゅうわけや。

さっさとはよ持って来い」と催促を続けたちゅうわけや。

Aはんが、オトリのニセ金を新聞紙に包んで、

F銀行に行った所で和解男(当時22歳)は

張り込みの警官に現行犯で逮捕されたちゅうわけや。

賢明な読者やったら、どなたはんでも笑えるドジなサギ師なんや。

「先に誘拐したボウズを帰したさかい、

そっちも身代金を約束どおりに持って来い」といわれても・・・。

これって「ニセ誘拐」詐欺なんやろうか(笑い)。


死人に口なし 手紙はどこから投函?



どないな場所にいても、

通信(手紙・電話)をつこうた詐欺はできるゆう平成5年の話。

K夫(当時55歳)は来る日も来る日も新聞ばっかり熟読しとった。

新聞記事の訃報欄、葬儀の告知欄やらなんやらを丹念に読んでは、

交通事故や労災事故の死亡者、重体者を見つけ、

10ヶ月にわたって、「資金の残高を申し訳ないけど払ってほしい」、

「商品代の未納金をはよ持ってきてくれ」といった

内容のニセの手紙を13遺族

重体者のおる1家族に郵送しとった。

このうち5遺族から54万円を騙し取ることに成功したちゅうわけや。

トコロでK夫は、どこで毎日毎日、新聞を読んどった思うわ?

K夫がいたんは「塀の中」。

拘置所内で、新聞を購読しとったさかい。

K不は詐欺事件で懲役4年の刑が確定して、拘置中やったんや。

拘置所の関係者がK夫の手紙を検閲してて、

死亡者ばっかりに貸し金があるんを不審に思い、

地検に通報され逮捕となりよった。

もちろんサギ罪が追加されるわけや。

「塀の中の懲りない面々」を体現するようなサギ師やった。

 


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