騙されるなッ!!

インチキ商品販売詐欺(5/30)

そもそもインチキ商品が絡む事件には、

綿密に練った計画性や整合性やもちろん継続性が感じられへんのや。

こんなことにダマされる人もいるのか、と感じることも多いのだが、

それでもダマされる人がいるから不思議やなぁ。


現金は用意した。「この金で買う」

信用を得るために見せるお金を「みせ金」ちゅうが、

昭和46年のこらちゃう意味でのみせ金事件。

T夫(当時36歳)は宝石商と商談をまとめたわけや。

黒のアタッシュケースに札束を詰めて宝石店へ。

宝石店にはみせの取引先の信用金庫支店長

たまたま来店してて、

商談に立ち会ったちゅうわけや。

宝石商はダイヤ、エメラルドの指輪とネックレスやらなんやら2000点

3000万円相当の品物を用意しとった。

T夫は、「それほな、現金払いゆうことで、この金で買うわ。

飛行機の時間があるんで・・・」と契約書は書かんと

宝石を持って行ったちゅうわけや。

信用金庫の支店長も「この札やったら2000万円分はあるんや」

太鼓判を押してもろたため、

宝石商は札束を確かめへんかったのだが、

あとで妻が札束を調べると14束のうち6束は

ぜええんぶひとつのこらず1万円札やったが、

残りの8束はいっちゃん上の1,2枚が1万円札で、

あとはぜええんぶひとつのこらず千円札やった。

あわてて110番し、T夫は空港でお縄になりよったが

「やから、この金でって・・・」とウソ吹いたとか(笑)。

 

市販のコンドームを
5倍で売りつける手口

 

S子(当時31歳)は住宅地を晴れた日の昼間に歩き回ちう、

標的を探しとった。軒下やベランダにオムツが

ほしてへんかキョロキョロするちゅうわけや。

めぼしがつくとすまし顔で、

「保健所の職員やけど、そやけどアンタ、

離乳食の検査に参ったんや」とか、

受胎調節の指導にきましたのや」と挨拶するわけや。

確かに乳児がおるわけやから、

大抵の主婦は「わざわざご苦労様」と家に上げてまう。

S子は適当に乳児のことを話し、続けて「恐れ入りますが、

お宅の避妊具を拝見させていただけまへんか」

保健婦はんがそないなやったらと、

化粧台の引き出しや押入れのスミから、

恥ずかしそうにコンドームを出してくるわけや。

S子は点検する振りをして、

「こらいけまへん。合成ゴムでできとるから

中で腐って解けてまう不良品ですわ。

このまんまほな子宮ガンになるんやよ」と驚かせて、

「今日、持参してきたのもは天然ゴムの優良品

市価の半額でお分けしまひょ」

とコンビニでも売っとるタイプのもんを

3〜5倍の値段で買わせてまう。

昭和56年の事件発覚後、

9人の主婦が1〜5グロスと大量買い

しとったことがわかった わけや。

中には「ご主人が服上死しますわよ」といわれた主婦も。

アコギやのう。

 

18年前に流行った東大生から作った薬


コンドームは避妊具だけど次のサギ事件はその逆。

なかなか子供が出来ないカップルが最近多いというが、

こんなインチキ商品が今から18年ほど前、

口コミで対流行したことがある。

1ビン3万円もする飲み薬で、

効果のキャッチコピーはこうだ。

「強力!東大生の精液を精製。

優秀な頭脳の持ち主はセックスもゼツリン!

これを飲めば不妊症はたちどころに治る」

ウーン、ちょっと常識で考えれば、精液なんて、

ただの蛋白質だし、だいたいなぜ「東大生」なのか?

1ビン分のオナニーなんて想像するだけで

ゲッソリしてしまうんだけど・・・。

ワラにもすがるとはいうけれど、

この薬、いったいどんな味がしたんだろう?

 


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