ここに書いてある裏技は、場合によっては犯罪になるもの

どう考えても犯罪になるようなものが含まれています。

決して、実際に試すような事はしないでください当方では、一切の責任は負いかねます


探偵裏技

飲酒検問突破(6/24)

飲酒検問に引っかかったときの誤魔化し方の一つとして、

こんな子供ダマシのような手段をよく聞くことがあるんや。

アルコール測定用のビニール袋に息を吹き込む際、

こっそり腹の中の空気を全て吐き出してから,

口の中に残ったわずかな息だけで吹く。

こうすれば、アルコールが検出されない。

ホントにそんなことでセーフになるのか

疑問に思われる方も多いんちゃうか。

口の中の空気だけではビニールが十分に膨らまへんし、

だいいちそんな息の出し方、

怪しすぎるってもんや。

ところが先日、これがあまりに見事に成功してしまった。

経緯を報告しよう。

その日、スナックで焼酎をたらふく飲んだ私は,

へべれけになりながら愛車で家路を急いでいた

すると、待ってましたと言わんばかりの飲酒検問

赤く光る指示棒を持ったお巡りさんが、

いそいそと近づいてきたんや。

「はい、ちょっと窓開けて」

「なんですか?」

とぼけてはみたものの、息は酒臭く顔は真っ赤。

それでも飲んでいないと言い張るところが、

世のドライバーのおかしなところだ。

「免許証みせて、えーと〇〇さんね。結構飲んでるでしょう。

ちょっと調べさせてもらえるかなあ。」

警官が取り出したるは、例のストロー付きビニール袋。

もはや観念する・・・・・前に、

一か八かアノ方法を試してみっか。」

「あのーすいません。」

「ん、何?」

「私,小さいときから気管支炎を患ってるんですよ。

一気にふけないんですけどいいですか?」

「はいはい、なんでもいいからとにかく膨らませて」

しめしめ。気管支炎がどんな病気か知らないが,

これでもたつく理由ができた。

えーっと、まずは腹の中の空気を全部出し切ってと。

ふぅーっ。ハアハア。ふぅーっ。

ハアハア。ウッ、ウエ―ッ、ゲホッ!

ときおり変な咳を混ぜ,ぜいぜいしながら

息を吹き込むこと10数回


ようやくビニール袋が膨れ上がった。

「ゴホッ。はい。これでいいですか。ゲホッ。」

「はいはい、じゃあ調べるね。」

「ゲホッ。はい。ゲホッ。」

「・・・あれ、変だな。」

変?でしょでしょ。

「えっとねー〇〇さん。

結果から言うとね,飲んでるって反応はでてるね。」

遠まわしな言い方は自信のなさの表れか。

ならば強きでイカしてもらおう。

「あ、そう言えば昼間に少し飲んだかも。

で、切符を切るのか切らないのかどっちなんですか。」

「・・・・切りません。」

よしっ!

要は、反応はあったけれど、

切符を切るほどのアルコール濃度ではないってことだ。

やっぱ気管支炎ってのが効いたか。

ただ彼らとしてもアルコールが検出された以上、

さすがにこのまま運転させ続けるのはマズイらしく、

この後は運転代行業者の世話になることに。

ま、それぐらいで済むなら安いもんだ。

警官に見送られて,僕は家へと向かった。




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