●結婚詐欺は才能がないとできない
(ナンパ師に聞く、ダマシの必須テクニック)

なんで女達は騙されるんか?疑問を解消するため、コマしたオンナの数100人超ちうナンパ師にそのテクニックを聞いたんや
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その? この人とつきあうとワタシ変わるかも……!?(10/18)

でも山内氏に引っかかる女のコってどないなタイプのコなんでっしゃろね。「やっぱり、なんらかのコンプレックスを持っとるコやね。現状の生活に満足してるんやったら、『じゃマール』を見てわざわざ身元がはっきりせん人間に会いに来よったり、ナンパに引っかかったりせーへんで。

あとは、自分自身を変えたい思っとるとかや。最初の話に戻るけど、そないなコたちをいかに信頼させて、『この人と付き合うと、私変わるかも』って思わせるかが大事。ときどき、結婚詐欺までイケるかも知れへんって思うこともあるんや(笑)」

『この人と付き合うと、私変わるかも』って思わせるっちうことは、女はマジっちうことちゃうやろか?
異常に割り切っとるんやけど、一瞬一瞬はホンマにやさしい男っておるで。多分彼はそのテや。男と女の付き合いを、ゲームのように捉えとるから、女のコに対してためらいなくやさしくできるんとちゃうか。

ようするに「簡単にお金をかけんといてエッチする」やなんて、やっぱり才能無いとダメなんでっしゃろか?

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その? 偽名を使ってアノ手コノ手で女を探す(10/12)

こないな告知を出すんには本名は使いまへん。
まあ、奥さんがおるから当然か。見られてしもたら困るもんな。きょうびはほとんど架空の人物になりすまし、ナンパに励んどる。
基本的に街でナンパする場合は、コギャル風の派手な感じの女のコは避ける。

「ホテルに行くちゅう、派手な女のコが派手なエッチするんは、当たり前やん。オレらは、普通の、地味な女のコがスゴイHをしたときのほうが楽しかったりするわけよ」

彼にしてみたら、いろいろな女のコと会うことは単なるお遊びでしかいないわけや。そやから、「本名を明かしたりすることはほとんどあらへん」と話す。「たまに男のほうがマジになっちゃって『実はわいの本名は〜』って明かしてしまう場合があるねんけど、そらマズイよ。男は、本名を明かしたらオノレのマジさを女にわかってもらえる思うんかも知れへんけど、実際はそないなことあらへんのやから。オレたちの仲間もそやけど、もし本名を言うてしもたヤツがおったら半年とか1年は女を回さへんと思うよ(笑)」

なるほど。さらに、山内氏の仲間では「好きだ」ちゅう言葉も禁句やとか。
「そもそも女のコとは、そないに頻繁に会いまへんからな。せいぜい3週間に1回。そしたら、女のコかてオレのことを彼氏とは思いまへんやんか。好きやとも言われてへんわけやし。暇やし、彼氏もおらへんから『まっええか』みたいな感じや思うよ」
さらに女のコには、あらかじめオレが忙しい身なんや、ちゅうことを言い聞かせておくとゆう。エッチなしで会うんはせいぜい30分から1時間が限度。長くなりそうなときは、あらかじめメンバーに連絡しといて、適当な時間に携帯を鳴らしてもらう。「仕事の用が入ったさかい、今日はこれで」ちゅうわけや。

それをこまめに続けることで、女心を掴むのやとか。
「オレのターゲットは、24,25までやね。それ以上やと騙すのがややこしい。逆に27,28になっても付き合っていられるコは、彼女が結婚してからでも付き合っていける思うわ。お互いに割り切っとるわけやから。そやけど、そないな関係を作るんはややこしいから、常に新規開拓をせなならん。オレもそやけど、女のコはどんどん年とっていくさかいね」
彼曰く、「結婚のヶの字が出たら引き際」「オレらは、いかにホテルまで行くかちゅう過程や駆け引きが面白いわけであって、行ってしもうた時点で、もうゲームは終わっちゃっとるわけよ。そやから、エッチするんはあくまで確認事項みたいな感じやろな」

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その? 携帯電話あげるからタダでやらせて!(10/8)

携帯電話やPHSも架空の名義で申し込みしたちゅうわけや。なんちゅうか、ようみんないわはるとこの、"トバシ"や。それをナンパに利用したちゅうわけや。「名前と住所が嘘やとバレても、申し込みをしてから請求書が送られてくるまでの最初の1ヵ月間はタダで使えるちゅうわけや。で、街でナンパしたコに、『携帯あげるさかいヤラせて』って」。

エッ!そないなことで女のコがノコノコついてくるの?、と思うたんやけど、今のコギャルはOKらしおます。そやけど、あんさんストレートや。
さらに、公衆電話の電話番号を突き止めてツーショットに登録し、料金を踏み倒したこともあるんや。この時は公衆電話の番号リストまで作ったちゅうわけや。

「組織」で活動するときは、彼がこないな立案をして、部下が細々とした作業をするちゅうわけや。
「保険証のコピーも、オノレだけの客やったらせいぜい200か300人分だけやけど、何人か集まれば1000とか2000人分になる」
そやけど、あんさん他人の保険証のコピーを使うて、金融機関にバレへんもんか?

「それがバレへんのや。住所の書いてへんもんを選ぶわけやから。企業や組合の名前が書いてあったて、わざわざそないなとこまで調べへんよ」「お金をかけんと女のコとエッチしたい」ちゅうだけで、ここまでできるもんかと感心するわ。
これらぜんぶの原動力は「スケベ心」なんやから、いやはや恐れ入ったちゅうわけや。

彼は、後にも先にも風俗に行きよったんは一変きりやいう。「お客はんからもろた金で、渋谷のファッションヘルスに行ったんや。そやけど、そのあと、行かなよかったと思ったんや。水商売の女のコはこの程度か、ちゅうわけや。そのために、借金してる連中もみてきたけど、オレは絶対にああはなりとうないと思ったね」

もちろん援助交際もしたことがあらへん。
そやけど「携帯電話あげるさかいタダでやらせて」っていうナンパの方法は、"まっとうに生きとる人"にはでけへんようや。でもこないな野獣みたいなことフツーにいえる男の人っておらへんから、クラッとくる女のコもおるんかも。新鮮やったりして。

「オレかて、スムーズにおんなのコを落としてきたわけやないんや。そやけど、1年中口説きに失敗する奴ちゅうんは、ひとりの女のコに集中して、いきなりホテルに連れて行こうとするさかいあかんのとちゃうやろか。そないなことミエミエジャン。わいかて、最初からホテルに行こうやなんて考えたことあらへん。とりあえず、信頼関係を作るまでは時間をかけるんや。その間、サブの女を作っておくわけやね。要は営業と一緒や。信頼関係を作っておけば、そのコが駄目でも友達を紹介してくれるかも知れへんやん。肝心なんは『広く、浅く』やで」

なんやまず信頼関係を作って、なんちゅうあたりが、詐欺師っぽいわけや。彼自身も、やっぱり、一人の女のコに狙いを定めて成功せぇへんかった経験が何度もあったゆうで。
実際に女のコを口説いてきたんは、街でのナンパのほかには、伝言、ツーショットや『じゃマール』やらなんやらの雑誌。『ねるとんパーティー』の類は、意外にも「金がかかるし、女がマジな場合も多いさかい」参加したことがあらへん。

そやけど、時代が変わるにつれて手段も変わってくるよ。テレクラや伝言も古くさいし、『じゃマール』も落ち目や思うよ。そやから、きょうびは英語のセリフで書かれとるフリーペーパーやらなんやら、狭いエリアに限定して配布されとるタウン誌やミニコミ誌を利用することが多いわけや。
『じゃマール』を利用するにしたかて、最初のうちは、ナンパする女のコの間口をごっつう広くしたんやけど、それやったら受け入れられへん時代になってきたから、ターゲットを絞るようになりよったや。たとえばやなあ、会える場所を限定するとか。"どなたはんでもええ"やなんて書いてたら、かえってどなたはんからも返事はもらえへんよ」

ツーショットダイヤルに登録するにしたかて、どないな言葉に引きがあるかなど、登録されとる男性側の文句を一通り聞くやらなんやら、きちんと勉強するそうや。その中から有効そうなキーワードをピックアップして、つなぎ合わせると女のコからのリターンもちごてくるらしおます。余計なお世話やけど『じゃマール』成功のキーは「ジャニーズ似」やったそうでっせ。

最近では、「わては性感マッサージの男性や」っていう設定を作り、風俗の女のコにターゲットを絞った告知を出しとるちゅうことや。

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その? Q2のサクラの女の子を利用して裏金をつくる(10/2)

当時は伝言ダイヤルが始まって間もあらへん時期。援助交際希望なんちゅうのも少なく、エッチしたいだけみたいなコが結構いて「おいしい思いをした」と話す。

やがて彼は、「お金をかけへんで女のコとエッチしたい」ちゅうスケベ心を同じくする仲間5,6人で、組織的な活動をするようになるちゅうわけや。
このときすでに、山内氏は「どなたはんとでも寝るコ」「合コンに呼べばぜったい来よるコ」やらなんやら、思い通りに遊べる女のコをものにしとった。

「まず資金が必要や思うて、銀行に口座を開くことにしたわけ。金融機関で取引を始める場合は、保険証や免許証とか、身元確認のためのコピーが必要やんか。裏会社には、いろんな人のそれを売る業者があんねん。そないな仕組みが分かってしもうたら、これやったら自分もできると思ったんや。

で、仕事で取引してる客の保険証のコピーを使った(笑)。カンタンや。国民健康保険証なんて、住所を書かへん人が多いやん。そこに、マンションやアパートでしょっちゅう留守にしてるような部屋の住所を書き込んで、それをもういっぺんコピーして、あたかもそこに住んどるように細工したんや」
口座の名義は、取引の客の奥さん。女性の名義を使うトコロが、ミソなんや。
「伝言でナンパした中で、ごっつバカなコがいて、彼女に、その銀行口座の名義でツーショットとかのサクラのバイトをさせたちゅうわけや。サクラって1時間で3000円位の稼ぎになるんやけど、システムなんかわかっとらへんから、1時間1000円もあげれば、喜んでサクラの仕事をやってくれるのよ。そうすると、彼女が稼いだ金が口座に振り込まれて、それがオノレの懐に入ってくるちゅうわけ(笑)。」

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その? "とにかくマメさ"がのちに効いてくる(9/25)

「お金をかけへんで、いかにようけの女とエッチをするか」その思いを胸に秘めて悶々としとる男性は少なないやろ。
さまざまな手練主管を使うて、それを実現しとる男性がおるらしい。
山内(仮名)33歳、会社員、既婚。中肉中背で青と白のストライブのYシャツにスーツ姿の彼は、髪をバリバリに決めたホスト風でもなく、頬に傷があるわけでもない。いわゆる、一般のサリーマンだ(自称『Xファイル』のモルダー捜査官似)。

そやけど、人は外見ではわからへん。
「25,6の頃かな、仕事の関係で渋谷にいたことがあったわけや。営業やから、街をぶらついてても会社にはバレへんかった。そないしてるうちに、女のコが風俗店に出入りしてん姿をみかけたりして、あのコはこの店で働くキャバクラ嬢なんやとか、あの風俗店の寮はここにあんねんとか、さらに言うたら、そのコが何時から何時まで店で働いとるんやちうことまでわかってくるようになりよったわけよ。

そういうたら、例の殺された東電のOLもよう見かけたよ。彼女は夕方6時過ぎに街に出てくるコやった。渋谷っておもろい街でさ、いろんな人間がおるんや。そのうち、裏社会で生きとる人間と接触するようになって、彼らと付き合っとるうちに、まっとうに生きることがつまらなく思えてきたんやよね」

もちろん、タダぶらぶらしててこないな観察ができたわけとちゃうんや。細かいトコロで体力を使うておる。例あげたろか、たとえばやなあ、キャバクラ嬢を見つけたら、仕事がはねるのをずっと外で待って家までつけて行き、寮を突き止めるのや。1日にして成らずだそうや。クールに話すが、やっぱりそのあたりに、「ヘンな努力」があるんや。しかも山内氏は、データ魔。何でも記録に残しておく。このマメさがのちのちボディーブローのように効いてくるわけや。

ほんできょうびから、仕事中にツーショットやらなんやらを利用して女のコをナンパし始めたちうわけや。

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