ここに書いてある裏技は、場合によっては犯罪になるもの

どう考えても犯罪になるようなものが含まれています。

決して、実際に試すような事はしないでください当方では、一切の責任は負いかねます


探偵裏技

◆職質ガイド

普通に日常生活を送っとる人であれ、特殊な活動を展開してる人であれ、職質と無縁でいるんは実にややこしいもん。いまだかつて職質を受けたことがないゆう人はおるでっしゃろか?警察官を見つめてまうようなわかりやすい‘不審者(=マニア)’やったら、聞くまでもないでしょう。

職質に遭うと、人はやましいことがんでも緊張し、一刻もはよ解放してもらいたいと考えがちや。せやけど、自分が犯罪者やないのやったら、職質を恐れる理由はどこにもないハズ。むしろ警察官と接することのできる絶好の機会として、その魅力を満喫しまひょ。

★その?(2/5)  ★その?(2/8)  ★その?(2/14)  ★その?(2/15)

★その?(2/17) ★その?(2/18) ★その?(3/8)


◎職質の大前提は人権尊重と任意性(2/5)

職質を受ける前にぜひチェックしておきたいのが「警察官職務執行法」や。

この法律は、職質の法的根拠にあたるもんで、警察官が「異常な挙動その他周囲の事情から合理的に判断して何らかの犯罪を犯し、若しくは犯そうとしていると疑うに足りる相当な理由のある者」

または「すでに行なわれた犯罪について、若しくは犯罪が行なわれようとしていることについて知っていると認められる者」としてるんや。(同法第2条1項)。

の停止の質問の権利が、なんちゅうか、よくみなはんいわはるとこの職質なんやこれがホンマに。

そして上記のいずれの場合も、警察官が、質問の回答や持ち物の検査を強要することはみとは認められてへん。

「刑事訴訟法に関する法律の規定によらない限り、身柄を拘束され、又はその意に反して警察署、派出所若しくは駐在所に連行され、若しくは答弁を強要されることはない(同法第2条3項)」んや。

だから私達は、答えたくない質問に対して回答する義務はあらへん。当然ながら、プライバシーに関する質問や、強引な所持品チェックなどを拒否できるんや。

それでも警察官が質問の回答を迫ったり、カバンの中身を見せろと強要してきた場合は「それは任意ですか?強制ですか?」と確認しておかなあかん。

というのも、警察官は、相手が犯罪者である可能性が濃厚な場合などには、緊急逮捕に伴う捜査活動として‘強制的な処置’を行うことができるんや。(ほかには令状による捜査、現行犯逮捕などの場合も同様)。これはいわゆる職質ではなく、上の条文でいうところの「刑事訴訟法に関する法律の規定」にあたるケースです。

犯罪者でもないのに、そんな扱いを受けたらたまらんわ。この点を曖昧にされたまま不当な扱いを受けるのを避けるためにも、警察官の強制的な振る舞いに対しては、その根拠となる「刑事訴訟法に関する法律の規定」を尋ねることが必要や。
 とはいえ、今回は潔白の身で職質を楽しむわけやし、あまり細かいことを気にせずに、警察官達の挙動を見守ることにしまひょ。もし彼らに行き過ぎた行為があったとしても、おもしろいネタとして考えれば、マニア冥利に尽きますからね。

--------------------------------------------------------------------------------

◆ページのトップヘ◆

◎着眼の要となるのは‘不自然’な要素(2/8)

警察官達は職質の対象となる人物を、街を行く大勢の人たちから無作為に選んでいるわけではあらへん。

彼らは、通りがかりの人々のわずかな表情・動作の変化、持ち物や着衣を観察して、対象者を見つけ出してるんや。

警察官の着眼点をひとことでいうなら、‘不自然’や。つまり、犯罪という特殊な行為が残した‘自然でない痕跡’に注目とる。

極端な例でいえば、大都市の繁華街を、衣服にくもの巣が付着している男が歩いているのは不自然やな。

なにか‘普通ではないこと’をしない限り、都会の真中でくもの巣が付着することがないからや。

その男は、普段めったに人が通らないところを通ってきた可能性が高いので、その理由を質問する必要がある。

こうした警察官特有の心理を理解すれば、自分がどういう理由で職質に遭遇するのかがわかります。

同じ心理のため、やたらに膨らんだセカンドバックや、防犯シールを強引にはがしている自転車、血痕が付いている衣服、スーパーのビニール袋に入った高級カメラなども、警察官達にとって気になって仕方がないポイントとなるんや。
 以上のような不審点に、なんとなく警察を避けているような雰囲気(視線をそらす、など)が加わると、勤労意欲あふれる警察官達は、職務質問せずにいられないんや。
--------------------------------------------------------------------------------

◆ページのトップヘ◆

 

◎職質中に疑念を抱かせるポイントチェック(2/14)

今回はその勤労意欲あふれる警察官達が、職務質問せずにいられんようになるポイントや。

職質中に疑念を抱かせるポイントチェック
行動 出発地点から行先までの乗降場所、駅名などがあいまい
質問に対して、存在しない地名を答える
行先への道順を知らない、または行先地までの方向が違う
本人 自分の職業に関する知識を持っていない
生年月日と年齢、干支とが不一致、又は即座に答えられず考え込む
言葉のなまりが本籍地・住所と一致しない
答弁した氏名と所持品(携帯品)のネームが異なる
態度 急な用事がある、などとことさら急ぎ立てる
やたらと弁解したり、または虚勢を張る
質問と異なった答弁をする、または答弁をちゅうちょする
所持品 所持している品の内容、又は取扱方法を知らない
所持金の金額や内訳を知らない、または大金を持っている目的が不明瞭
普通一個しか持たないもの(時計、携帯電話)を二個以上持っている
集金人、セールスマンと称しながら、領収書などを持っていない
自転車 借りてきたものといいながら、貸し主の住所や氏名を知らない
無灯火の場合、灯火する手順・要領を知らない
乗っている自転車の購入先、価格、名称、特徴などを知らない
泥除けに記名してある住所、氏名が削ってある、またはその痕跡がある
住所、氏名が自転車の記名や防犯登録の住所、氏名と一致しない
免許証と、自動車検査証の住所、氏名が一致しない
運転する自動車についての知識がない
積荷の内容や、数量を知らない、または配達関係書類を持っていない
運転者と同乗者の答弁が異なっている
自動車の破損箇所・状況について知らない
ナンバープレートのつけかえ、またはその痕跡がある
運転者と自動車が不釣合い

 

--------------------------------------------------------------------------------

◆ページのトップヘ◆

 

◎任意性を乗り越える絶妙な質問術に注目(2/15)

 職質は、まず最初に「行先・用件・出発地・経由他」「住所・職業・氏名・年齢」といった基本的な時効から開始するのが定石や。いずれも基本的な質問だけに、スラスラ答えられへんのは不審やな。

 ここで答えに詰まったり、話が矛盾するようやったら、警察官はウソを見抜きにかかってきよる。特に同んじような質問を何度も繰り返してきよる場合は、アナタの回答に不審感を抱いていると考えられる。警察官は、不審感が解消したら、すみやかに職質を打ち切るよう指導されとるけど、怪しい答弁が耳につくようやと、根気よく職質を続けよる。

 職質中には、警察官の駆け引きの巧拙が露骨にでるんや。職質はあくまで任意性のもとで行われるけど、その制約のなかで、犯罪の証拠をつかむのはほんまに難しいもんや。どうせ職質を受けるんやったら、彼らが長年研究してきた職質のワザを、しっかり観察しとかなあかんで。

 ちなみに、警察官は、職質に対象者の闘争を警戒しとるから‘逃げそうな雰囲気’があったら、いっそう緊迫したムードの職質になるみたいや。

--------------------------------------------------------------------------------

◆ページのトップヘ◆

 

◎照会の種別からアナタの疑惑をしる。(2/17)

 職質対象者が明らかに不審やったり、盗品の可能性がある品物を所持していたりする場合は‘照会’が行われる。

 警察官は、照会によって人物車輌、物品(電算照会業務対象5品=カメラ・時計、電気器具、機械器具、証券、証書)について、名前や型番から犯罪経歴の有無、盗難届の有無などを調べることができるんや。

 照会にはいろんな種類があって、その場に応じて必要な種別を略号でリクエストしよる。この略号を把握しておけば、自分がどういう嫌疑をかけられているのかがわかるので重宝するんや。 例えばアナタの持っているカメラを「C号照会」したら盗品の嫌疑がかけられているわけや。

 

--------------------------------------------------------------------------------

◆ページのトップヘ◆

 

◎職質における照会一覧(2/18)

その照会にはどんなもんがあるんか、あげとくわ。

職質における照会一覧
照会区分 略称 照会の内容




総合照会 総合 指名手配、家出人手配、暴力団員、犯罪経歴、捜査関係者、及びICPO手配
指名手配照会 B号 指名手配の有無
家出人手配照会 M号 家出人手配の有無
暴力団員照会 Z号 暴力団構成員であるか否か
犯罪経歴照会 A号 犯罪経歴の有無
運転免許照会 L1 免許(最新の行政処分歴を含む)による指名手犯、家出人手配の有無
違反・事故歴照会 L2 免許番号から交通違反・交通事故歴、指名手犯、家出人手配の有無
微罪処分歴照会 A1 微罪処分歴の有無
犯罪経歴照会 A2 指紋原紙を作成していない者の犯罪経歴を照会
少年非行歴照会 S1 少年非行歴の有無
暴走族照会 S2 暴走族であるか否か
捜査関係者照会 TZ 所在を捜す必要があるとされる容疑者・参考人であるか否か
ICPO手配者照会 ICPO 国際手配されているか否か




車両使用者照会 使用者 ナンバーまたは車台番号から車両の使用者を照会
盗品車両照会 車両C号 ナンバーまたは車台番号から盗難車両手配、逃走車両手配、不審車両手配の有無
一連番号照会 一連番号 一連番号による自動車、軽自動車及び軽二輪自動車の使用者
番号不明照会 番号不明 全部または一部が不明の一連番号によって使用者を照会
盗品照会 C号 製造番号・形式などによる指定品目の盗難手配の有無

 

--------------------------------------------------------------------------------

◆ページのトップヘ◆

◎職質終了(3/8)

さて、職質はせっかく警察官と話ができる機会なんやから「アナタはどの署の所属の誰ですか」くらいは聞いておきたいところやな。警察手帳を拝見できれば、さらにいい思い出となるで。しかし「職務上支障がある場合のほかは、求められれば所属・階級・氏名を告げた方がいい」と指導されているのにもかかわらず、なぜか警察官は素性を隠したがるものなんや。

 そんなときは、職質中に「カバンのなかにはすごく大事なものが入っているから、アナタが警察官であることを証明してもらわないと見せられへん。手帳を見せてもらえるか?」などと交渉するといいかもな。

 やがて、アナタが「シロ」とわかったら、職質は終了や。ただし、警察官に話した内容と矛盾する方向に歩いたり急に路地に入ったりすると話は別や。
 場合によっては警察官が再び追いかけてくるので、もう一度、職質される可能性があるんや。

--------------------------------------------------------------------------------

◆ページのトップヘ◆

 

 

 

意見・感想を!!→掲示板へGO!


戻る