注意:これからのコラムは数年前の話が含まれています。よって文中にある利回り、日付、数字、会社名などの固有名詞は現在のものとは異なる部分が出てきます。
考え方を教えるものですから、参考までにお読み下さい。
(現在のものとは異なる部分が出てきます。参考までにお読み下さい)
株式投資は、株価が上がったり下がったりという値動きを利用して儲けるものです。どんな銘柄でも、毎日同じ株価ではありません。今日は五〇円上がったかと思うと、明日には三〇円下がるというように、上がったり下がったりを繰り返しています。
大切なのは投資する会社の株価が上がる傾向なのか、下がる傾向なのかを見分けることです。その会社の業績がいいか、その製品・技術がこれからの時代に合っていて、成長産業たりうるかを判断すること、時流に乗っている銘柄を選ぶことが大事なのです。
そして、一〇〇万円投資したなら、その二割の二〇万円上がったら売る、五〇万円ならば、その二割の一〇万円上がったら売るというように、一定の目標を設定してその程度で止めておくことです。これがイチバン上手な株式投資のやり方です。株式投資は、安いときに買って高くなったら売る―これがあくまでも鉄則なのです。
世の中には、株で大損をしている人がたくさんいます。とくにバブル崩壊後の大暴落では、みんなが大損をしました。あまりに強気になりすぎたためで、高い株を買い、暴落してあわてて売り逃げたり、銀行から借金してまで株を買ったからです。
株式投資は、銀行やサラ金からお金を借りてまでするものではありません。その点では、パチンコ、競馬などのギャンブルに似ています。ほどほどに楽しみ、ほどほどに儲けること。それを超えてのめり込みすぎると、元金までもなくしてしまうことになります。