PART4 株式投資で賢く儲けるコツ
8.
株数を少しずつ増やしていくのが鉄則である(1/14)

注意:これからのコラムは数年前の話が含まれています。よって文中にある利回り、日付、数字、会社名などの固有名詞は現在のものとは異なる部分が出てきます。 考え方を教えるものですから、参考までにお読み下さい。

(現在のものとは異なる部分が出てきます。参考までにお読み下さい)

株式投資でお金を増やす、儲けるための鉄則は、株をしょっちゅう売買するのではなく、持っている株数を増やし、できるだけ多くの株数にしていくことです。

では、どのようにして増やしていけばいいのでしょうか。たとえば、二〇〇円で買った銘柄が半年、一年経って、たまたま四〇〇円になったとします。そうした場合には、その四〇〇円の中で二〇〇円儲かった分をつかってしまわないで、今度はまた、将来有望そうな銘柄で二〇〇円程度の株を二千枚、つまりいままでの倍の株数を買います。

一般に単位株といわれている売買の単位は千枚ですから、千株買って倍になったら、今度は二千株を買えるような株価のものを買うわけです。それを何回も繰り返しているうちに、株数はネズミ算式に増えていきます。そして一万株、二万株、一〇万株というようになっていきますと、千株よりはその一〇倍の一万株のほうが、一〇倍の値上がり効果が出てきます。さらに一万が一〇万になれば一〇〇倍の値上がり効果が出てくるのです。

このように、株で儲けるためには、長期的にじっくり取り組むことです。株はたんに利幅をとるだけでなく、儲かった分をそのつどつかってしまわないで、そのまま次の銘柄を買ってじっくり待つというやり方が大切です。事実、一五万円から始めて、およそ一五年経ったバブルのときには、一〇〇億円にまで資産を増やした人がいます。いまでは値下がりして四〇億程度ですが、一五万円から始めて投入した金額は五〇〇万円、そして現在の資産は四〇億円というのです。あなたも、四〇億円とまではいかなくても、一億円くらいにするのは、けっして夢ではありません。

株で儲ける方法というのは、セオリーどおりにしっかりやれば必ずあるのです。株数を増やすということでやっていくならば、五年でも一〇年でも、じっくり売り買い、売り買いしながら増やしていくことができ、ある程度まとまった株数になったときに、もし強烈な値上がりがあれば、あなたの資産は一気に増えることになります。この株数を増やすという投資方法こそ、株式投資のもっとも素晴らしい醍醐味であり、必ず成功しますので、若いうちから取り組んでいくようにしたいものです。

株で儲けるコツは、売り買いで利幅を稼ぐのではなく、じっくりと株数を増やしていくことなのです。

 

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