PART5 副業で儲けるあの手この手
9.
自分の実力を行使して塾講師バイトを(2/10)

 塾には現役対象の塾と浪人対象の塾があります。とくに現役対象の塾は、だいたい夜に集中していますので、会社が終わってから、塾講師のアルバイトをするのはどうでしょうか。

 あなたに非常に英語力がある、数字の力があるなど、ある科目で大変秀でた能力がある場合には、塾でも喜んで雇ってくれます。できれば、こういう塾の講師は、自分が昔行っていた塾でするのが望ましいのです。なぜなら、あなたの成績や能力を十分にわかっていてくれますし、人間関係もあるからです。

 ただし、短大生の場合には、あまり塾講師としての要望はありません。四年制の大学で、比較的名の知れている学校を卒業し、そして就職しているという人は、その若さと能力を買われて、講師になれる可能性が高いようです。しかも、長い時間教えるのではなく、自分の得意な科目を一日一科目ずつという方法なので、本業に悪影響を与えることもなく、適度に体力を使い、適度に頭をリフレッシュしながら、なおかつ受験生の役に立つのです。

 とくに塾講師は、ある程度社会的な経験もあり、受験に対する戦略も心得ている人が好まれます。年齢が三〇代、四〇代と高くなりますと、もう大学受験、まして高校受験ともなると忘れてしまっていることも多いはずです。ですから、塾講師としては二〇代の人が、イチバン好まれるようです。  しかし中には、二〇代から講師のアルバイトをしていて、三〇代になっても続けている人もいます。こういう人は、もう熟練した講師になってしまいますから、長期的な副収入の道が確保できることになります。

 何といっても塾講師のポイントは、いかに優秀な生徒を育成するか、有名大学への合格率をどれだけ高めるかです。あなたの教え方が下手で、ちっとも受験生の能力が上がらない、評判もあまりよくないとなると、長く続けることはできません。

 あくまでも努力と粘りと、後輩に対するあくなき情熱が、あなたのアルバイトの長期化を可能にするのです。

かつてのあなたの受験の苦労を上手に活かし、後輩たちをうまくリードして難関突破の道を開く―知的バイトの典型です。

 

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