PART6 資格・特技で儲けるあの手この手
1.資格を取るとどんなメリットがあるか
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 サラリーマンにとって厳しい時代が続いています。なかなか就職もできず、仮に雇われても希望退職を募られてクビになるかもしれません。実績を上げないと、すぐ閑職に追いやられる時代です。そのため、自分で事業を始めようとする人も後を絶ちません。その一方で、資格を取って、いまの会社でなんとか生き残ろうとしている人もいます。

 独立開業といっても、誰もが成功するとは言い切れません。すでに出来上がった会社の中で頑張るほうが、安定的な生活が見込めるかもしれません。もちろん、独立して社長になることは、無限の可能性があり、やる気のある人は大いに挑戦すべきです。

 しかし、いまの会社で自分の立場を確保することも大切なことです。そのためには、他人よりプラスアルファーの何かをもたなくてはなりません。会社には、必ず必要な資格があるはずです。たとえば、実用英語技能検定、プログラマー、ファイナンシャルプランナーなどは、確実に会社で役に立つ資格であり、こうした資格があれば社内で重要視され給与もアップするでしょう。

 こうした役に立つ資格にチャレンジしてみましょう。そして万が一、会社でうまくいかないときには、その会社にいる間に取った資格を生かして、転職に役立てればいいわけです。新卒の就職は厳しいが、中途採用市場はそうでもありません。世の中は新卒者を採って育てるよりは、即戦力になる経験者を採りたがります。今日雇ったらその日から現場に出てもらう、給与相当の仕事をしてほしい―これが本音です。

 ですから、中途採用は常時あり、経験者ならば比較的に再就職はラクなのです。問題は、能力がどれだけあるかです。その証明の一つが資格を取ることであり、そのために勉強したという事実です。

 なお、将来の独立開業をにらんで資格を取るという考え方もあります。たとえば、税理士の資格を取って、定年後に税理士事務所を開くなど、老後の生活設計まで視野に入れておけば、あなたの人生は明るいものになるはずです。

資格を取って、自らのグレードをアップさせ、社内での立場を確固たるものにしておこう!

 

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