PART6 資格・特技で儲けるあの手この手
5. ストレス社会を背景にマッサージ師が有望に!(2/17)

 現代は、まさにストレス社会といってよいでしょう。激しく変転する環境や時代の流れの中で、私たちは悪戦苦闘しています。いまやお年寄りだけでなく若い人にも、健康に対する関心が高まっています。この状況で鍼灸、あんま、マッサージ師というのは、万人が求める技術として注目されています。人間の体は、具合が悪くなったら薬を飲めばいいというものではありません。体を活性化し、血の流れをよくし、体のバランスを整えるという意味で、マッサージは欠かせない大切な仕事になってきました。

 野球選手などのスポーツ選手は、マッサージ抜きにはまともに活躍できないくらいです。また、パソコン従事者は目を酷使し、ひどい肩凝りに悩まされている人が多く、これまたマッサージ師が必要なのです。しかも、この仕事は本業でもでき、空いた時間を使って副業としてもできます。どちらでもその資格を活用することは可能です。

 この資格を得るには、養成施設に入学することが前提です。一定期間を資格取得のために費やさなくてはなりません。平成五年からは、厚生大臣の試験免許になりました。以前は、都道府県知事の行うものでしたが、それだけあなたの取ろうとするこの資格もグレードアップしたわけです。合格率は八八%に達していますから、学校に入って勉強すれば、ほとんど受かります。

 試験の内容は、筆記試験で四者択一により行われています。体を整え直す仕事ですから、公衆衛生学や解剖学、生理学、リハビリテーションの医学と、さまざまな知識が必要です。なお、受験料は一資格につき、一万七千五百円となっています。試験は各都道府県で実施していますので、会場等の詳細について問い合わせてください。

人間の健康にかかわる大切な仕事だけに、やりがい・生きがいに、お金がついてきます。

 

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