PART6 資格・特技で儲けるあの手この手
6. ソムリエが、いま脚光を浴びている(2/18)

 ソムリエとは、料理に合わせたワイン選びの専門家のことです。元野球選手で現在野球解説者の江川卓氏が、大変なワイン通ということで、ワインの本を出したりして話題になっています。

 ソムリエは、具体的にどんな仕事をするかというと、主にレストランで料理に合わせたワイン選び、どんなワインが料理に合うかをアドバイスすることです。と同時に、ワインの仕入れや保存、すなわちワインセラー管理など、ワインに関してはオールマイティーでなければなりません。

 ただワインといっても、産地や収穫年、品種により微妙に味が違って、保存や品質管理にも神経を使わなくてはなりません。ですから、このソムリエの資格をもっている人がいるかどうかで、その店のグレードが決まったり、人気や客足にも大きく影響してきます。

 この資格をもてば、レストランに勤めて高給を手にすることもできますし、自分の店を開いて、ソムリエの資格を存分に生かすこともできます。ソムリエとして、必要な時間だけレストランで働くというサイドビジネスも可能です。また、ホームパーティーや家庭の中で、ソムリエの力を発揮しながら、豊かでクリエイトな生活を楽しむこともできます。

 受験資格は二三歳以上、五年以上飲食サービスに従事し、いまも引き続き従事している人となっています。やはりソムリエの資格を生かすためにも、このようなところで働きながら資格をとるのが望ましいのではないでしょうか。

 受験料はだいたい六千円となっています。問合せ先は、社団法人日本ソムリエ協会本部事務局(電話番号03−5473−7821)です。

 ただし、ソムリエ試験の合格率は意外と厳しく、四二%という難関です。したがって資格を取得するためには、いい加減な気持ちではなく、一生懸命に取り組む必要があります。と同時に、ワインが好きであり、ワインに対する思い入れを強くもっていなければなりません。

ソムリエの資格は合格率は厳しいが、それだけ合格すると、前途洋々といった生活が開けてきます。

 

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