PART7 頭のいいカードとお金の使い方
6. リボルビング払いで買いすぎないこと(7/24)

クレジットカードを使ったときの支払方法としては、一回払いのほかに、毎月一定額だけを払うリボルビング、略してリボ払いがあります。これは、あらかじめ一カ月に払う金額を決めておくのが特徴です。どんなにたくさんの金額をつかっても、毎月の支払いは同じというものです。
 ふつうの分割払いの場合は、一〇万円の商品を買い一〇回払いにした場合、毎月一万円プラス金利を一〇回払えば返済が終わります。ところが、リボルビング払いでは、返済額を毎月一万円と設定した場合、その一万円の中には金利も含まれていますので、支払回数は実質一〇回以上になります。そして、翌月一〇万円の買い物をしても、毎月の支払額は変わりません。
 そのためにリボルビング払いでは、毎月の支払額が一定のため、いくら買っても使いすぎの印象が自分の心に残らず、とんでもない金額になってしまう可能性がありますので、十分に注意をしながら使うことです。単なる分割払いのときに比べて、危険性を伴うことに注意しなければなりません。
 ところで、カードと一口にいっても、年会費があるものと、ないものがあります。
 VISA、JCB、DCといった国際的に使えるカードには、年会費があります。しかし、流通系のカード、たとえばセゾン、東武、ジャスコなどは年会費は無料です。これらのカードは、国際ブランドカードといわれるVISA、Master、JCBとの提携カードでさえ年会費が無料となっています。
 また、流通系のカードの中には、カード会社と提携しないハウスカードがあります。このカードの年会費は無料です。ハウスカードというのは、店や関連会社、提携店でのみ使用できるカードです。提携カードに比べますと、利用できる施設や範囲は限られますが、デパートや関連グループの店を頻繁に利用する人には、このような年会費のないカードを使うほうがいいでしょう。
 なお、クレジットカードの年会費は、高いものは二千円くらいになりますから、あまり使わないカードだったら、ムダですから脱会したほうがいいでしょう。


リボルビング払いは便利だが、ついつい買いすぎになりがち。買い物管理をしっかりしましょう。

 

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