PART7 頭のいいカードとお金の使い方
8. 毎月決まった支払は自動送金にする(8/1)

家賃とか、電話料金、ガス料金などの公共料金、国民健康保険、税金など、毎月決まって支払わなければならないものは、指定期日に、銀行の口座から自動的に引き落としされるようにしておくべきです。
 未払いが続くと、延滞料金の支払が生じるものもあるし、それ以上にあなたの信用がなくなってしまいます。若いときは、信用という言葉がどれだけ価値あるものか実感できないでしょうが、いざ独立して事業を始めようとしても、しょっちゅう口座引き落としができていなかったとなると、銀行の信用もなく、お金を貸してもらうこともできなくなります。
 家賃を滞納していて、ある日突然、大家さんから「契約違反で即刻立ち退くように」などといわれ、行き先がなく、途方に暮れるなどという事態も起こりえます。
 だいたい、毎月決まった日に、きちんと振り込むのが当たり前です。お金がないので預金の残高を見て振り込むなどという人がいますが、そんなことが世の中でいつまでも続くと思っていたら、大きな間違いです。払わなければならない料金は、生活費からあらかじめ除いておいて、真っ先に支払うという考えでなければならないのです。
 払うべきものは払い、貯金する分は必ず貯金する、そして残ったお金を生活費にあてる−これが、あるべき生活の基本です。
 そのためには、家庭をもっている人だけでなく、独身者の場合でも、家計簿をしっかりつけることです。家計簿をつけていれば、毎月どんな支払が生じ、何日に引き落としがあるか、一目瞭然となるはずですし、自ずと金銭感覚が鋭くなるはずです。


支払の遅れは信用問題です。信用はお金では買えないもの。自動送金にして必ず期日に支払うことです。

 

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