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■調査実録

 
CASE1:
怪しい盗聴男をつかまえてみると・・・!?
 
 
東京都内に住む20代半ばの女性、笹美さん。
数年前に、ご主人と離婚して、現在、パートをしながら3歳の子供を育てているが、 身長160センチの
スリムなボディに白いTシャツを着て、
スラッとしたジーンズを履き、茶髪のソバージュがよく
似合うボーイッシュな美人で、とても子持ちには見えない。
 
 
●依頼内容
 

笹美さんから相談は 最近になって、交際している同年代の男性のところに、「あの女と付きあっていると、ロクなことがないぞ」という内容の、笹美さんに関する中傷文が送られてくるようになったという。

「彼は独身ですし、私も今は独身なんですから、交際しても問題ないですよね。それに、私たちが付きあっていることは、誰も知らないはずなんです。手紙の差出人が、2人の交際をどうやって知ったのか疑問ですし、2人とも誰かに尾行されている様子もないんです」

そこで、盗聴の可能性があるのではないかと考えた笹美さん。自宅のマンションを調べて欲しいという依頼であった。

 
 
●調査報告
 

笹美さんのマンションを調べてみると、すぐに盗聴機が見つかった。室内コンセントに小型の盗聴器が仕掛けられていたのである。

しかし、盗聴器を撤去するだけでは、仕掛けた犯人を特定することができない。そこで、笹美さんの希望により、見つけた盗聴器は撤去せず、設置者を調べることになった。

翌日から自宅周辺を監視・巡回していると、3日目の午後、笹美さんのマンションからすぐ近くの路上で、60歳半ばに見えるのだが、年代の割には背が高く、ガッチリしていて、貫禄のある男が目に止まった。
ところが、この男。この仕事を始めてから、かつて見たことがないほど、明らかに怪しい。
なにせ、うだるような暑さの夏の昼下がりに、ウィンドーブレーカーを着込んで、耳にイヤホンを差しているのである。
写真に収めて笹美さんに見せてみると、見る見る笹美さんの顔が赤くなり、予想もしなかった言葉が飛び出した。

「お父さん!?」
笹美さんの顔が赤くなったのが、父親の行為に対する怒りによるものか、それともマンガのように怪しい父親の風体が恥ずかしかったのかは定かではないが、どうやら例の怪しい男は、笹美さんの実の父親だったらしい。 一度、結婚に失敗している娘を心配する気持ちはわかるが、盗聴機を仕掛けて、交際相手に中傷文を送るというのは、明らかに異常としか言いようがない。親の愛情は深いがゆえに、歪むと際限がないということだろうか。

 
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