猛暑の張り込み

 真夏の張り込み。

特に、車輌での張り込みは地獄である。
しかし、運がよければ、非常に快適に張り込めるのも事実である。


・・・?!運がよければ?

そう、状況が許すのであれば、なんと
「エンジンをかけてクーラーを効かせた車内で張り込み」
という、王侯貴族並のゴージャスな張り込み(それは言いすぎだ)
が出来るのである。
要するに、エンジンをかけておいても良い場所ならば車は快適である。
例えば、対象者宅から距離を置いた場所とか。
車通りの多い場所とか。
大抵は屋外で張り込むことになるバイク調査員から見れば、
まさに贅沢の極み



・・・ところが。
状況が変わると、双方の立場は逆転する
(と言うより「共に地獄に落ちる」が正解)
つまり、エンジンをかけられない場所、状況下での張り込み。

静かな住宅街、夜中、早朝・・・etc。
皆さんにも経験があるでしょう。
真夏の炎天下に小一時間駐車した車に乗り込む瞬間!
あれは「暑い」などという薄っぺらい単語では言い表せない。
車に乗り込めば、10秒と待たずに記録的な大汗
「『大汗オリンピック』があれば、チャンピオンは俺だな」
というアホな考えを真剣に思い付くほどヤバイ状況だったりします。

そんな中で、なかなか動かない対象者を待ち続けるのです。
しかも、いつ動くかわからないから
目を閉じてアッチの世界に逝ってしまう事も出来ず。
*注)意図せず「アッチの世界」に逝ってしまう場合もアリ

・・・・・・最悪です

あんなクソ暑い車内に7〜8時間も居るなんて、
正気の沙汰じゃありません
発狂せずによく我慢し続けられたものです。
(↑7〜8時間も車内に居られるだけでも十分狂気)
何故、車のエアコンというのは
エンジンをかけないと効かないのでしょう?
*注)車というのは普通、車内に居る時はエンジンが掛かっているものです

・・・という状況が10月上旬まで続きまして。

と、このテキストを書き上げたのは11月中旬。
よく考えればこれからは寒い季節なんですね・・・
完全にタイミングを逃している気がしますが、
それはまた別の話ってことで。