個人情報(パソコン編)

意外なところに自分の情報が詰まっている箱、パソコン

パソコンによる個人情報の管理

 パソコンには、ちょっと考えるだけでもかなりの量の個人情報が詰まっています。

それは、使用している本人が意識している、していないに関わらずです。意識的に個人情報をパソコンに残さないようにしようとしても、完全に何も残さないというのは難しいのです。

簡単に見られる個人情報

 では、どのような情報がどこに残っているのでしょうか?

 まず、個人名ですが、これは「マイコンピュータ」を右クリックし、プロパティを開けば簡単に確認できます。ただし、コレに関しては、「設定しない」という事が可能なので、見られるのが嫌ならば設定しない、もしくは偽名を設定しておけばよいでしょう。

 次に、メールソフトなどで多用するアドレスなどを記憶させている「アドレス帳」です。ココには、個人情報というよりは、「個人の連絡先」の情報がありますね。コンピュータウィルスなどに感染し、メールアドレスが盗み出されるのは、大抵ココを参照するようにプログラムされているからです。(例外も多い)

 また、メールソフトにはもちろん「使用者のメールアドレス」も記憶されています。

確認したければ、メールソフトを起動し、ツールメニューから「アカウント」で、簡単に確認ができます。

  次に、これはあまり見られたくないという方も多いでしょう、「インターネットの履歴」。

実際、インターネットを趣味としている人や、他人には言えないようなサイトを頻繁に見に行っている人たちは、見られたくないものでしょう。これは、ブラウザの「履歴」機能を使えば簡単に見ることができますし、「お気に入り」などに登録していた場合、一目瞭然です(^^:

 どうでしょう?ネットワーク経由のハッキングも怖いですが、直接PCに触られてしまうと、大抵の情報は丸見えになってしまうのです。

更に漏れる可能性のある情報

 “クッキー”ってご存知ですか?

私様も完全に説明できるわけではありませんが、例えば某Webサイトの掲示板に、「ハンドルネーム」「メールアドレス」などを記入し、書き込みます。すると、次に同じサイトを訪れた場合、掲示板の「ハンドルネーム」と「メールアドレス」は、記入しなおす必要がない様に記録されるのです。コレを可能にするのが“クッキー”というシステムなのですが・・・

 ブラウザの設定によっては、この“クッキー”を全てに於いて有効にしてしまう場合があります。通常は、セキュリティーの必要な、重要な情報に関しては記録しないように設定されているはずですが、稀に「何かのはずみ」で、全て有効になるように設定されてしまう場合があります。

 もし、すべてが記録されてしまうと・・・

例えば、インターネットで買い物をし、「クレジットカード番号」を記入した場合。その番号が記録されてしまうという事です。もちろん、対策(クッキーを無効にするなど)しているサイトが多いですが。

そして、この“クッキー”という物、パソコンに保存される場所が大体決まっています。知っている人間なら、簡単にその情報を得る事ができます。くれぐれも、共用のパソコン、もしくは不特定多数の人間が利用する可能性のあるパソコンでは、個人情報の保護に気をつけてください。

おまけ

これは、完全におまけの情報になりますが・・・

実は、利用者も知らない場所にメールアドレスが記録されており、Web上からそれを“読み出させる”事が可能なのです。ウィンドウズの場合、全ての情報は「レジストリ」という所に一括保存されています。そこを参照させる事により、Webから“読み出させる”事ができます。

そのプログラムですが・・・今、作成中です。近いうちにココに載せるかもしれません

ついでに、そのプログラムが参照するレジストリの位置を書いときましょう(^^;

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Internet Account Manager\Default Mail Accountです

試したい人は自分のPCでやってくださいね〜。くれぐれも他人のPCでやっちゃダメです!

但し、コレはネットワーク経由で“吸い出す”という事とは別なので、コレをやったからといってメールアドレスがバレるとか、もしくは逆の立場で収集するとかいった事はこの方法では不可能ですが。