探偵は、普段から
「それは日常生活にあんまり必要ないだろう!」
っていうような物を平気で持ち歩いてたりします。
それを、大袈裟にも「七つ道具」などと呼んでおるわけです。
実際、そこらの電気店とか文具店とかで手に入るものがほとんどで、特殊なモノなど無かったりします。
それ故、「探偵っぽい何か」を期待した人は・・・
がっかりすること山の如しです。
それでは、まず一個目。
デジカメです。最近、非常に安く手に入るようになりました。
持ち歩く理由については、
「探偵は常に何か撮影機材を持っていなければならない」
のです。鉄則です。
証拠能力云々の問題があるらしく、調査ではあまり使用しないのですが。
次、二個目。
ボイスレコーダーです。
内蔵のICチップに録音するため、カセットなどが不要でサイズもスリム。
録音可能時間は値段によってまちまちですが、
安い物でも4時間ぐらいは録音できるでしょうか。
調査中など、紙に書く暇も余裕も(あまり)ありません。
要するに、メモ代わりに使うわけです。
後で録音したメモを頼りに報告書を作成するわけですが、あせっていて早口だったり、混乱してわけのわからん事を喋ってたりと、
全く聞き取れないこともあったりします。さすがは文明の利器。
三個目。
メモと筆記用具。
上記↑のような理由もあり、ボイスレコーダーを嫌う人もいます。
また、地名や氏名など、漢字の場合は紙に書いたほうが伝えやすいですし、地図に至っては音声では伝わりません。
そんな時こそ、古来の「メモ帳」なわけです。
四個目。
見ての通り、セロハンテープ。
一体何に使うのか?という事に関しては、残念ながら探偵の調査テクニックの一つである為、これに関しては書く事が出来ません。
いわゆるひとつの、「秘密」です。
でも、調査以外でも持っていると便利なモノですね。
五個目。
地図です。
使い道を書く必要もないほどです。が、一応書いておきますと、場所を調べたり道順を見たり・・・仮眠の時に枕にしたりします。
六個目。
マグライトです。
「マグライト」を知らない人には、「小さくて強力な懐中電灯」という説明がわかりやすいかと。
これは、日常生活でも持っていたら便利なモノの一つですね。
特に、探偵の場合は暗闇で活動する事も結構多いので、あると便利。と言うより、無いと困ります。
七個目。
方位磁石(もしくはコンパス)
これも使い道は説明するほどでもないかと思われますが、地図とセットで使用し、自分の進むべき道?を示してくれるものです。
あと、空き缶に近づければ
それがスチール缶かアルミ缶かの判断が出来ます。
(近づけると針が振れます)
・・・「だから何だ」と言われても困りますが。
以上、無理やり7個に絞って紹介しましたが、調査員によっては
それ以上の数の道具を常に持ち歩いています。
なぜか、盗聴発見器を常に持ち歩いている人もいますし、変装用ダテ眼鏡、髪形を変えるための整髪料なんかを持ち歩く人もいます。
要するに、その人が必要だと思ったものが「探偵7つ道具」というわけです。だから、数が7つとは限りません。
ここに書いたものは全て普通に手に入るので、便利だと思った物は持ち歩いてみるのもいいかもしれません。
・・・大半は必要ないものかと思われますが。