其の三  国の財布も火の車!?日本の懐はどないなっとんねん!


"破綻寸前"て言われとる程、深刻な状態にある日本の財政

せやけど、国民の間に"国が破綻する"ていう危機感は少ないやろ?

"財政赤字大国"て呼ばれとる日本の財布の中身はどないなってんのや?

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今、日本の財政赤字=借金約700兆円以上て言われとる。

 

て、ヒトコトで言うてもあまりピンと来へんやろけど、

これを国民1人当たりの借金て考えて計算したら・・・

 

その額は約570万円以上になるんや。

 

 

めっちゃムチャな額やろ?

 

 

しかも、国の借金は今、こないしとる間にも

毎秒200万円以上のスピードで増え続けとるんや。

 

 

こんだけムチャな額の借金を、国はどないして抱えてしもたんやろか?

 

 

国の収入、まぁ言うたら「国の給料」は、

言わんでも解るやろうけど、国民の税金や。

 

ホンマやったら、

この税収の中で予算案を立てんとアカン。

これは、

オヤジの給料の中でやりくりするオカンの姿と一緒や。

 

 

せやけど国は

毎年、この税収よりも約4割増ぐらいの予算案を立てとる。

 

オカンやったら、オヤジの給料以上の出費がある時は

例えば数回に分けてローンを組んだりとか、

最悪の場合は銀行やら金融機関から借金するやろ。

 

 

国も一緒で、税収だけやったら賄いきれん額を

"国債を発行する"ていう形で借金するんや。

 

 

国債には公共事業の費用を賄うために発行される建設国債と、

人件費とかの経常的経費を賄うために発行される赤字国債があるんや。

 

 

国は数々の公共事業が行われる度に、国債を発行しとった。

 

 

昭和50年代前半から徐々に、かつ急速に国債発行額が増えていきよった。

この増え続ける国債の利払いやら償還に充てる費用になる国債費

また年々急速に増え、それでまた借金をするていう悪循環が起こったんや。

 

 

消費者金融から借りた金が返せんようになって、

その借金返済のために別の金融会社から借金・・・

ていう悪循環に陥っとる人間が結構おるけど、

 

 

国家単位でそれと全く同じことをやっとる

っていうことや。

 

 

 

借金を返すためにまた借金・・・ていう人間は、

最後には"自己破産"ていう結果になるやろ。

企業単位やったらそれは"倒産"ていうことや。

 

 

 

ほな、

国の"破産"やら"倒産"は

あり得るんやろか?

 

 

 

今回は長くなりそうやからココまでや。

続きはまた今度!近いうちにな。

 

内容がちとややこしいから、

今回読んだ事忘れんうちにアップするで!

 

 

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【参考文献】『財政読本(第5版)』(東洋経済新報社)、『地方財政の政治経済学』(東洋経済新報社)、ほか


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