トラブル解決4 同意を取らんでももってくる手があるんや!
取引先とかがどうしてもカネを返せへんとか、
債務者が代金を支払わへん時には、
どないかしてでも返してもらう方法を考えなあかん。
まずは、トラックで乗りつけたって
相手さんの倉庫から品物をもってくるという方法がある。
債務者が倒産と聞きつけたら、すぐに出動して、
相手さんの店にある商品を取り上げて
債務の見返りにするという手段も、ときには必要や。
けど気ぃつけなあかんのは、
こんな実力行使をするときは
下手したら違法行為、犯罪行為になりかねへんのや。
せやからこんなときは法律に引っかからんように
少々頭を使わなあかん。
もってくる商品は、自分が納品したものでも、他人が納めたものでもかまわんけど、
可能やったら同意書をとったほうがええ。
けど、書面にサインをしたけど、その書面は白紙やったと
言い逃れをする姑息な奴もおるから注意が必要や。
書面に「以上同意のこと」と一言書かせるか、
カメラを持っていって、サインしてる所を書面をバッチリと写しとったら、
相手さんは言い逃れがでけへんようになる。
こうなったら品物を堂々と持ち出す事ができるんや。
他人が納めた品物のときは、簡単に同意書にサインせぇへんかもしれんけど、
そん時は血相を変え、態度や人数などで圧倒するしかあらへん。
けど、脅迫にならない程度で説得せなあかんけどな。
また、預り証を出して、品物を受け取り、支払いの約束をさせて、
その日に「約束を守らないので品物を処分する」旨の通告を
内容証明で出すのも一つの方法や。
要は、穏やかな話し合いのまま品物を
引き取ったことにせなあかんのがテクニックや。
けど問題なんは、同意書が取れへんかった時や。
そん時は、同意が取れたと一応納得できる事実や、
状況証拠を重ねておく努力が必要になるんや。
知っとかなあかん事は、自分が納めた商品でも
納品と同時に所有権が債務者に移るとゆう事や。
とゆう事は、他人が納めたものは
自分の所有物やったものではあらへんから、
勝手に持ち出すと窃盗や強盗になるんや。
「あんだけ迷惑をかけよった債務者のお前が何ゆうとんねん。」
とゆうても、窃盗だ、告訴するぞと文句をゆうてくんのは
債務者だけやない。
ほかの債権者に告訴される可能性があるんや。
そうなったら品物を返して、
取れる債権も遠慮せなあかんようになるんがオチや。
要するに、債権回収のためやったら、
ある程度の強引さは許されるが、
あくまでもあくどすぎたらあかん。
まぁそれより第一に合意をとるんが
必要と考えがえなあかんちゅうこっちゃな。