調査実録

[case1] ハウスキーパーにご用心!

東京23区内の高級住宅地に奥さんと2人で住んでいる、大手企業の役員、高原氏(37歳)。
大手企業の役員らしく、若い割には格幅のいい、がっしりとした体つきに、 高級スーツをきめ、パリッとした印象。

依頼内容

高原氏から依頼は、最近、家から金品がなくなるのだが、どうも、家政婦の佐野が怪しいという。

佐野は60代半ばのベテラン家政婦で、以前は家政婦の派遣会社に所属していたのだが、高原氏の友人と専属契約を結んだことをきかけに派遣会社を退社。その友人の紹介で高原氏とも契約を交わし、半年ほど前から家政婦として来るようになったらしい。 

高原氏からの依頼は、「近々、旅行に行ってくるので、その間、留守になる家の様子を見ていて欲しい」というものであった。

調査報告

さっそく高原氏の家に行ってみると、高原氏の家は高級住宅地の奥まった所にあり、幅2メートルくらいの道路の袋小路に面していて、張り込みがしにくい。そこで、玄関が見える駐車場を1週間借り、そこに車を停めて、中から張り込みをすることにした。

高原氏夫妻が旅行にでかけた張り込み初日、夜になって高原氏邸の電気は消えたが、佐野本人はいっこうに家から出てこない。

一方で、佐野の自宅を調査してみると、電気や水道が止まり、新聞も溜まっていて、数日間、誰も帰ってない状況であった。

どうやら佐野は、家政婦として入っている先の家を転々と寝泊りしているらしい。
さらに、佐野の息子を調べると、脚本家と称しているようだが、実際に仕事をしている様子はなく、家賃30万円は下がらないマンションに住んで、BMWの新車を乗り回している。

そんな息子の羽振りの良さと、2年前に佐野が和服を質に入れた形跡があることから考えると、佐野はクロで、盗んだ金品を質に入れて作った金を息子に回している可能性が高い。

そして、その日の午後には高原氏夫妻が旅行から帰ってくるという4日目の朝、ついに佐野が高原氏邸の玄関から姿を現した。

中背でヤセていて、こぎれいな格好をした佐野は、一見やさしそうな印象である。
尾行してみると、佐野は新宿へと向かい、食事してブラブラした後、夕方になって質屋に入った。佐野が出た後、質屋に入り、100万円相当の宝石2点を6万円で換金している。

佐野が大久保のビジネスホテルに入ったところで、高原氏に電話を入れて問題の宝石がなくなっていることを確認し、警察に連絡。

翌朝、佐野はホテルから出てきたところを、張り込んでいた警察官に逮捕された。

その後の調べで、佐野を高原氏に紹介した友人の家も含め、窃盗3件という余罪も判明。佐野は1年近い服役となった。しかし、その後、翌年の夏に出所した佐野は、現在、都内で、また家政婦をしているという噂がある・・・・・。

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