調査実録

[case1] あれ?ここ、私のマンションじゃないの!?

依頼者は、栃木県栃木市に住む、30代前半の女性、恵美さん。
ウェーブがかかった茶髪のロングヘアー、身長165センチの長身は少しポッチャリしていて、ジーンズにジャンパーというカジュアルな出で立ち。公務員をしていて、明るく、活動的な女性という印象を受ける

依頼内容

「あの〜、マンションに人が住んでるんですけど・・・・・」
「え・・・・・?マンションに人が住んでいるのは、当たり前のことじゃないですか?」
「いえ、でも、そのマンション、実は私のマンションのはずなんです・・・・・」

よくわからないので、詳しい話を聞いてみると、その"人が住んでいる"というマンションは、恵美さんが3年前に購入したものらしい。事情があってすぐには入居せず、実家で生活していたのだが、そろそろ入居しようと思い、先日様子を見に行くと、ベランダに布団が干してあったという。

「おかしい」と感じた恵美さんが部屋の前まで行くと、古新聞が出されていたりして、明らかに誰かが住んでいる。玄関のチャイムを押しても誰も出てこないので、管理人さんに相談に行くと、1年近くほど前から西という50代の男性が住んでいるらしい。

「警察に行ってはみたんですが、キチンと受け付けてくれなかったんです」と語った恵美さんは、途方に暮れた様子であった。

調査報告

恵美さんが管理人から聞いた氏名から、西について調べてみると、マージャン屋で働いているということや、恵美さんのマンションに電話まで引いて、愛人と一緒に住んでいることなどがわかった。

さらに、西と愛人は近所の住人とも普通に挨拶を交わしていたようで、周囲の者も、西が所有者であることを全く疑っていない。マンションのオーナーに聞き込みをしてみると、どうやら西は、同じオーナーが経営する別のマンションに住んでいたらしい。

「でも、西さんは1年近く前に、引っ越していったんですよ?」

つまり、西は同じ系列のマンションで、いつの間にか部屋を移っていたという話のようだ。マンションの販売を請け負った不動産屋に話を聞こうと思って訪ねてみると、トラブルを起こして逃げたらしく、連絡が取れない。

事の経緯から見て、おそらく、この不動産屋が西に、「この部屋の所有者はしばらく入らないみたいだから、勝手に住んでても大丈夫だよ」とでも、入れ知恵したのであろう。

取りあえず、恵美さんの名前で1年分の家賃を請求する内容証明を送りつけると、西はいつの間にか、いなくなってしまった。マンションは恵美さんの手に戻ったが、世の中には、図々しいヤツがいるものである。

ご相談は全て無料!あなたに合った、最高の調査・興信であなたの不安を解決します。

あらゆる調査のご依頼の方は
(PHP 携帯電話からも繋がります)
通話無料0120-1919-55

調査依頼・
お問合せ

ページの一番上へ