調査実録

[case2] 誰が誰を盗聴してるのかわからない、ナゾの盗聴器

東京23区内で設計事務所の社長をしている30代の男性、関本氏。
丸顔にメガネをかけ、髪型はオールバック。少し太り気味だが、スラックスにしゃれたシャツを着た、やり手でパワフルな青年実業家である。

依頼内容

関本氏が依頼に訪れたのは、11月のこと。最近、企画コンペの時に、アイデアやデザインがライバル会社とバッティングすることが多くなり、社内の情報が競合他社に漏れているのではないがと考えた関本氏。しかし、社員は全員、長いつき合いで信頼できることから、盗聴の可能性が高いので調べて欲しいと言う。

調査報告

関本氏の設計事務所に行き、調査してみると、確かに盗聴器からのものらしき電波が入ってくる。しかし、試しに全ての部屋でしゃべってみても、会話の内容が聞こえてこない。

そこで、関本氏の設計事務所が入っているマンションの、共同廊下にある電話端子盤をチェックしてみると、裏側に3センチ×2センチほどの小さな箱を発見した。

クリップ型の電話盗聴器である。

回線をたどってみると、どうやら、同じマンションに住む女子大生、小林さんの部屋が盗聴されているらしい。

つまり、関本氏の予想通り、盗聴器はあるにはあったが、盗聴されていたのは関本氏ではなく、アイデアのバッティングなどは関本氏の気のせいだったと言う事である。

関本氏に相談したところ、「小林さんは顔見知りで、挨拶もしますし、とってもキチンとした娘さんなんです。このままでは可哀想なので、僕から彼女に話してみます」と言う。

小林さんが帰宅したところを関本氏と訪ね、状況を説明すると、小林さんは驚き、「そのまま調査をお願いしたい」ということになった。

スレンダーでおとなしそうな美形の小林さんに、心当たりを尋ねてみると、「そういえば、一度だけ、階段で管理人さんにスカートの中を覗かれたような気がします。」との答え。

マンションの管理人は50代後半で、人の良さそうな感じではあるが、カマをかけてみようということで、小林さんに「盗聴されているみたいだけど、どうしたらいいんでしょう?」と相談に行ってもらうことにした。

小林さんの話を聞いて、「調査会社に頼んでみては?」と答えた管理人の動向を監視していたら、その日の深夜、盗聴器を取り外す現場を撮影する事が出来た。しかし、ここで押さえても、「住人からの依頼で捜索していて、みつけた」と言い逃れることができる。

ご相談は全て無料!あなたに合った、最高の調査・興信であなたの不安を解決します。

あらゆる調査のご依頼の方は
(PHP 携帯電話からも繋がります)
通話無料0120-1919-55

調査依頼・
お問合せ

ページの一番上へ