調査実録

[case1] わざわざ引っ越してきたストーカー

大阪府堺市在住で、自動車会社に勤務するOL、房江さん(25歳)
ベージュのスーツに、長く伸ばした栗色っぽいストレートヘアー。
おとなしいOLさんといった印象。

依頼内容

「度重なるストーカー行為に悩まされ続けている」という房江さん。
ストーカー行為を行っているのは、房江さんが今の会社に入社する以前に、アルバイト先で知り合った男性・水野(37歳)。

房江さんにとって水野氏は上司だったので、何度かは数人で食事に行ったりしていたのだが、そのうちに言い寄ってくるようになった。カドがたたないように断ったが、水野はだんだんとしつこくなり、房江さんはアルバイト先を辞めざるを得なくなった。

そして、その頃から、水野によるストーカー行為が始まった。イタズラ電話は1日に何十回もかかり、脅迫めいた手紙や、交際を求める血判を押した文書が送りつけられてくる。さらに、自宅のポストを壊されたり、車にキズをつけられるなど様々な嫌がらせをされ、その期間も、何と8ヶ月間にも及んでいるという。

調査報告

ストーカーの実行行為を押さえるためには、監視と撮影、さらには追跡のための要員が必要である。

そこで、4人態勢で房江さんのマンションの張り込みを開始した初日、数時間経って、調査員の1人がマンションの駐車場に停めてある1台の車を指差した。

「あの車.....。水野の車と似ていません?」

なるほど、目の前にある車は、水野の車と同じ種類と色である。念のため、ナンバーを確認してみると、思わず背筋が寒くなった。それは、紛れもなく水野の車だったのである。

さらに、不動産屋に電話して聞いてみると、水野は数ヶ月前に、目の前のマンションに引っ越してきたらしい。しかも、水野の部屋は、房江さんの部屋の真下である。まさか、これほど近くにストーカーがいるとは.....。なるほど、房江さんが「いつも、どこかから見張られているような気がする」と言う訳である。

このことを房江さんに話すと、驚いた房江さんはその日のうちにマンションから実家に帰った。 そして、数日後、房江さんの実家の郵便受けに脅迫文書を入れる水野をビデオに収めることに成功。房江さんはそれを警察に持ち込み、水野は強要未遂で逮捕されることとなった。

この事件は、水野の執念があまりに異常だったため、新聞やテレビなどのマスコミでも大きく取り上げられるニュースとなった。 被害者と同じ建物に、わざわざ引っ越してまで、8ヶ月間も嫌がらせ行為を続けたストーカーなど、そうザラにはいないからである。

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