調査実録

[case4] 老いてますます盛ん!? 60過ぎの変質者ストーカー

依頼者は静岡県に住む、50代後半の女性、伊藤さん。
ご主人とは10年前に死別し、現在はパートをしながら自宅で独り暮らし。
黒いサマーセーターを着た、こぎれいなタイプの中年女性だ。

依頼内容

「あの〜、ちょっと、コレを見てください・・・」

伊藤さんは持ってきた紙バックから、 机の上に50個ほどの丸められたティッシュを出した。「このティッシュが玄関前の決まった場所にしょっちゅう置かれているんです」

伊藤さんの話によると、おかしなことが起こり始めたのは、1年ほど前。最初は、玄関先に置いてあった鉢植えや鎌がなくなり、半年くらい前のある朝、新聞を取りに出ると、例の丸めたティッシュが玄関前に捨てられていたらしい。

当初は、ゴミが捨ててあるくらいに考えていたのだが、ほとんど毎日、それも同じ形で同じ場所に置いてあるので不審に感じるようになったという。

「犯人に心当たりは?」と尋ねると、「1軒挟んで隣の住人がやっているらしい」との答え。「ご近所なので、止めさせるためには証拠が必要だと思うんです。調査していただけますか?」という伊藤さんであった。

調査報告

さっそく張り込みを開始しようと現地に向かってみると、伊藤さんの自宅は、幅2間ほどの道路を挟んで山際に建っているため、玄関先が見えにくい。そのため、向かい側の山にある貯水タンクの上にテントを張り、夜間撮影用の赤外線ビデオを準備して、夜10時から朝方にかけての張り込みをすることにした。

問題の、1軒挟んだ隣の住人は、息子夫婦と同居する60代の男性、鈴木氏。職人をやっているようで、毎朝、迎えのワゴンが来ると、ニッカをはいて出かけていく。

ところが、この鈴木氏、おかしな日課を持っている。迎えが来る1時間ほど前に、自宅から出て来て、毎朝、山に向かって立ち小便をするのである。

夏の終わりということもあって、蚊やブヨに悩まされた張り込みは、20日あまりに及んだ。しかし、鈴木氏は立ち小便をするばかりで、なかなか動かない。

あきらめかけた頃、いつものように自宅を出てきた鈴木氏が、いつもと違う動きを示した。山の方へ向かわずに、伊藤さんの自宅に向かって丸めたティッシュを投げたのだ。一部始終をビデオに収め、捨てられたティッシュの中身を確認してみると、精液であった。

翌日、伊藤さんに報告すると、「ご近所なので警察に行くのも・・・」とためらっている様子。そこで、写真1枚を添えて、行為を止めるようにと書いた内容証明を鈴木氏に出したところ、鈴木氏の行為はプッツリを終わった。

もちろん、鈴木氏が行なったストーカー行為は卑劣でほめられたものではないが、60代になって連日、精液入りのティッシュを作る、その絶倫ぶりには恐れ入るしかない。

ご相談は全て無料!あなたに合った、最高の調査・興信であなたの不安を解決します。

あらゆる調査のご依頼の方は
(PHP 携帯電話からも繋がります)
通話無料0120-1919-55

調査依頼・
お問合せ

ページの一番上へ