調査実録

[case2] あぁ、なんとツイてない会社・・・・・

大阪府内の広告代理店・H社

依頼内容

H社から「取り引き先の行方を調べて欲しい」という依頼があった。

行方をくらました取り引き先は、広告ブローカーをしていた50代前半の男性・江頭。

1年ほど前、突然、仕事を依頼してきた江頭は、1回目こそ現金で支払いをしたものの、2回目以降は掛けになり、カタログ制作など、半年分の取り引きの代金が溜まって、取りに行くと、会社自体がなく、電話代行の事務所があっただけ。それでも、近々、接触できることになったので、尾行して調査して欲しいという依頼であった。

調査報告

依頼者と会った喫茶店を出たところから、江頭を尾行してみると、何も警戒していなかったのか、江頭はその足で、まっすぐに自宅へと帰った。

そこから、江頭の経歴を洗い出してみると、2年前にサギの前科があることが判明。この日のH社との接触で支払いの約束をしたようだが、サラ金には多額の借金があり、預金もゼロで、支払いなどできる状況にはない。

どうやら江頭は、ここ数年、こういった調子で様々なサギを繰り返しながら、職や住居を転々としていた常習犯だったらしい。

結果を報告すると、H社は警察に被害届を出し、調査はこちらの手を離れた。

しかし、その半年後、再びH社から、別の依頼があった。今度は、「ある新入社員の毎日の行動を調べて欲しい」というものである。問題の新入社員、宇都宮は京都府に住む40代後半のデザイナー。

「1億円分の仕事を持ってくる」という触れ込みで入社したのだが、秘書を1人連れてくるという条件をつけてきたという。H社は条件を飲んで秘書の入社も認めたが、その秘書、20代前半の美形で、宇都宮が社外に出る時には、常に行動をともにする。H社は2人が愛人関係にあるのではないかと疑っているようだ。

宇都宮の経歴を調べてみると、以前、自分が経営していたデザイン事務所を潰した過去があり、現在も借金漬けという状況であった。

あいさつ回りに出た2人を尾行してみると、宇都宮はゲームセンターに直行し、あいさつ先には秘書の方が封筒を渡して終わり。5時にゲームセンターで合流して帰社した。

仕事が終わったのちも尾行してみると、宇都宮は自宅に帰ったものの、秘書の方は1人でクラブに向かい、2時間ほど男漁りをしたあと、めぼしいのがいなかったのか、独り暮らしのマンションへと帰っていった。どうやら、宇都宮と秘書の間に愛人関係はないらしい。

とはいえ、翌日は2人そろって、朝から夕方まで1日中、ゲームセンターに入り浸り。
H社に報告すると、「一応、仕事を持ってくると言ってたし・・・・・」ということで、クビにはせずに、しばらく様子を見るとのこと。

しかし、連日ゲーム三昧でロクに仕事をしない宇都宮の給料は1200万円。もちろん、秘書の給料も別に払い続けなければならない。サギ師だった取引先といい、働かない新入社員といい、何ともツイてない会社である。

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